メタバースがダメと言われる理由とは?ダメと言われる理由と将来性を解説!

現在、世界中で盛り上がりを見せているインターネット上の仮想空間「メタバース」。

メタバース内でアルバイトの求人募集も出ており、新しい働き方として仮想空間で働くことが可能です。

一方で、「メタバースはダメだ」という声が多い問題点もあります。


そこで今回は、メタバースがダメと言われている理由から今後の課題、メタバースの将来性まで詳しく解説します。


ぜひ最後までチェックしましょう。

目次

メタバースはダメなの?

結論、メタバースはダメではありません。

なぜなら、メタバースはNFTゲームや会議システムなどで、すでに実用化され始めているからです。

利便性がより普及していけば、メタバースのある世界は日常化していくでしょう。

メタバースがダメと言われる理由

メタバースがダメだと言われる理由は以下の5つです

  • メタバースを始めるのに費用がかかる
  • 実用性がないと言われている
  • 現実を模倣した仮想世界
  • ハッキングされるリスクがある
  • アバターを使ってのコミュニケーションが取りにくい

それぞれ順番に紹介していきます。

メタバースを始めるのに費用がかかる

メタバースを始める際は、PCとVR機器を用意する必要があります。

メタバースは3Dグラフィックを使用するために、「グラフィックボード」を搭載したゲーミングPCを活用することが一般的です。

ゲーミングPCの価格の相場は15万円〜20万円と、高いコストがかかります。

また、比較的安いと言われているオールインワン型のVR機器でも、4万から5万円します。

上記のように、メタバースを始める費用が高いことも、メタバースがダメだと言われている理由の1つでしょう。

実用性がないと言われている

一部の方に、メタバースは実用性がないと言われています。

実用性がないと言われている理由の1つとしては、2003年にアメリカで登場した「セカンドライフ」という仮想空間が失敗したからです。

セカンドライフとは、3DCGで構成されたインターネット上に存在する仮想世界で、現在のメタバースの先駆けと言われています。

セカンドライフの失敗が根強くユーザーの記憶に残っていることも、メタバースの実用性がないと言われている原因のひとつです。

現実を模倣した仮想世界

仮想空間に求められるのは独自性や非現実性です。

しかし、現在のメタバースは家にいながらアバターを使ってユーザー同士で交流をしたり、NFTや仮想通貨を利用し経済活動をしたり、現実世界とさほど変わらない状況になっています。

また、最近では現実世界のような作業空間や会議室を作る・現実世界のように経済を発展させるといった考えをしている人が多いです。

これらの理由からメタバースは、現実を模倣した仮想世界と言われています。

ハッキングされるリスクがある

アバターやファッションアイテム・土地などデジタルセットは、NFTを活用して取引が行われるのでハッキングされるリスクがあります。

2018年に、暗号資産取引所のコインチェックがハッキングされ、約580億円相当の仮想通貨が流出しました。

また、IDやパスワードを乗っ取られるとなりすましだけでなく、個人情報や企業の情報が流出してしまう危険性があります。

こうしたハッキングの被害に合わないように、なりすましや個人情報の管理のあり方などを総務省で有識者を招いた会議を行っています。

そのため、今後更にセキュリティの強化が強くなっていくと考えられています。

アバターを使ってコミュニケーションが取りにくい

メタバースはアバターと言われる仮の姿を使用するので、仮想空間上で相手のリアルな顔が分からず、コミュニケーションが取りにくい場合があります。

対面でコミュニケーションが取れないからこそ、相手と丁寧にコミュニケーションを取ることが重要です。

自分の意見をしっかりと伝え、相手の意見を理解しようとする姿勢が相手とのより良い関係を築いていくことができます。

実はメタバースはダメではない!3つの将来性を解説

ここでは、メタバースはダメではないと言われている3つの将来性について解説していきます。

  • 市場規模の拡大
  • 医療など幅広い分野での活用
  • 個人ビジネスのチャンス拡大

それぞれ順番に解説していきます。

市場規模の拡大

三井総合研究所の調査によれば、日本国内の市場規模は、2025年に4兆円程度になり、2030年では約24兆円になると発表しています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業のオンラインセミナーや仮想空間で代替するサービスの需要が急増したのも大きな拡大要因のひとつです。

また、世界の市場規模は2030年には78兆8,705億円と日本国内よりも成長すると言われています。

図表3-6-10-1 世界のメタバース市場規模(売上高)の推移及び予想

(出典)Statisati(Grand View Research)

引用元:総務省|令和4年版 情報通信白書|仮想空間市場など (soumu.go.jp)

医療など幅広い分野での活用

メタバースは幅広い分野で活用されています。

  • 医療
  • イベント
  • ファッション
  • バーチャルオフィス

上記のように幅広い分野で活用されているメタバースですが、医療の分野でも変革をもたらしています。

患者から医師への相談・座談会を開催するサービスや医師の動作を自己解析し、新しい医療体験ができるコミュニケーション環境をつくるデータサービスなどに活用されています。

また、製薬や創薬にもメタバースは活用されており、医薬品の情報提供や研究結果の立体的な確認などに使われています。

個人ビジネスのチャンス拡大

メタバース内で獲得したNFTアイテムを売買すると仮想通貨に変えられるので、現実世界で利用できます。

現実世界のように、土地を購入して不動産取引をするなど、さまざまな点で経済活動が可能です。

経済活動ができるメタバースは今後、さらに注目されていくでしょう。

メタバースが抱える今後の課題点

メタバースが抱える今後の課題として、以下の3つが挙げられます。

  • 法律やルールの強化
  • VR機器の普及
  • メタバース依存での現実世界のコミュニケーション不足

法律やルールの強化

現在の法律は物理的に存在しているものに適用されるので、メタバースのような仮想空間で起きたことに対して対応していません。

そのため、メタバース内での商売においての問題に対処できない状況になっています。

しかし、2021年11月にメタバースの課題や問題を解決するために「バーチャルコンソーシアム」が設立されました。

バーチャルコンソーシアムは、メタバース発展のために商取引ルールの設定やコンプライアンスの制定などに迅速しています。

VR機器やPCの普及

メタバース世界感を充分に体感するためには、高スペックのPCとVRゴーグルが必要になってきます。

高スペックの機器は高く、購入するのに大きな費用がかかるので、一般の方にとってVR機器やPCの購入は難しいです。

そのため、高スペックのVR機器やPCは一部のコアなメタバース利用者が所有している状況です。

今後メタバースの需要が拡大するために、一般的なユーザーが利用できる手頃な価格のVR機器やPCの開発は必要不可欠です。

メタバース依存での現実世界のコミュニケーション不足

メタバースの発展によって考えられる課題は、メタバース依存での現実世界のコミュニケーション不足です。

メタバースは非現実を味わえるので、現実世界よりも楽しく有意義と感じるユーザーが増える可能性があります。

そのため、携帯依存症のようにメタバース依存症になってしまい、現実世界でのコミュニケーションが減ってしまうリスクがあります。

メタバースの始め方

「メタバースを始めるのに手間がかかりそう…」と考える方は少なくありません。しかし、始め方の流れを把握すれば、簡単に始められます。

メタバースの始め方は、以下の通りです。

  • 暗号資産取引所を開設し購入
  • メタバースのアカウント作成し通貨購入
  • メタバース開始

暗号資産取引所を開設し購入

メタバース内で使われる通貨は暗号資産なので、暗号資産を買うための暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。

開設の際に初心者でも使いやすい「GMOコイン」というアプリがおすすめです

口座の開設が完了したら次は、暗号資産を購入しましょう。

購入方法は以下の手順です。

  • 日本円で購入したい分のマネーをGMOコインに振り込む
  • 暗号資産を使い、購入する

メタバース内で使える暗号資産は日本円で買えないものも多く存在します。

日本円で購入できない場合、海外の暗号資産取引所でビットコインを購入し、暗号資産を購入する必要があります。

手順は以下の通りです。

  • Coincheck(コインチェック)に日本円を振り込んでビットコインを購入
  • 購入したビットコインを海外取引所へ送金
  • 送金したビットコインで暗号資産を購入

上記の手順は、ゲーム内で資産運用する際に必要なので覚えておきましょう。

メタバースのアカウントを作成し通貨購入

次は、メタバースのアプリをダウンロードし、アカウントを作成しましょう。

ダウンロードが完了したら、通貨購入に移ります。

仮想通貨をゲーム内で使用するには仮想通貨ウォレットに送り、メタバースサービスと連携させる必要があります。

有名な仮想通貨ウォレットに「メタマスク」があります。

メタマスクはGoogleの拡張機能から無料でダウンロードできます。

メタマスクでウォレットの作成を行い、サービスと連携させてゲーム内で通貨が使えるようになります。

メタバース開始

ここまで準備が完了したら、さっそくメタバースゲームを始めましょう。

最初はゲームの使用や内容を確認しながら遊び、慣れてきたら通貨でアイテムの購入や資産運用を始めていきましょう。

メタバースがダメと言われている

今回は、メタバースがダメと言われている理由や将来の課題からメリット・デメリットを紹介しました。

メタバースにはまだまだ課題はありますが、将来性があるのも確かです。

これからの時代に乗り遅れないようメタバースという仮想空間で最先端の技術をしましょう。

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この記事を書いた人

仮想通貨・金融関係に興味がある22歳です。

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